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悲しみとご家族

サロンの移転で営業をお休みさせていただいて申し訳ありません。
このような時ではありましたが、一年間もの長い間ご自宅に訪問させていただきセラピーをさせていただいたNさんとの哀しいお別れをしてまいりました。Nさんは4年半もの長い間闘病生活を余儀なくされていらっしゃいました。セラピーをさえていただく時間を何度も共有させていただき、Nさんの生き様を目の当たりにして私自身もセラピストとして成長させていただくことができたように思います。

遺影のNさんは、いつものように笑顔で私を迎えてくれました。
「家族旅行で撮影された写真なんですよ」と娘さんとご主人がお話をしてくださいました。

たくさんの思い出話は尽きません。ご家族とゆっくりお話をさせていただきました。娘さんもご主人も、ご家族それぞれの思い出があり、聞きながら私は溢れる涙を抑えることはできませんでした。

病状が悪化し「苦しいからどうにかして・・・」と訴えるNさんの処置に、病院は麻薬を使用するために、その許可を付き添っていらした娘さんに求めたそうです。Nさんにとって麻薬は最後の処置を意味します。辛い選択を迫られたのです。その時に娘さんは使用を認めたことを今でも悩んでいました。「あの選択でよかったのでしょうか?」という言葉でつらい気持ちを表現されました。

私は、選択は決して間違いではなかったと話しました。わたしも同じ選択をしたことがあることも話させていただきました。自分の気持ちを信じて欲しいと言葉を添えました。私の言葉を聞いた娘さんの表情が、涙を流しながら緩んで行くのが手に取るように分かりました。

病院から辛い選択を迫られ、苦渋の決断をして自分を責める、ご遺族にはさまざまな心の問題(グリーフケア)があります。つらい気持ちはすぐには癒されないかもしれませんが、ご家族みなさんで、お別れの哀しみを乗り越えていただきたいと心から願いました。

帰り際、娘さんが私に歩み寄っておっしゃいました・・・「今日はお会いできて本当に良かったです。気持ちが救われました。」

 20090302091519.jpg

Nさんありがとうございました。Nさんから頂いた言葉は私の宝です。
                     








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心が反応

今日のブログに、私も心が動かされました。
読みながら、また涙が…。
同じ経験をされている方、本当にたくさん
いらっしゃるんですよね。
それぞれに、皆さんストーリーを持っている。

人が人を救う。
だからこそ、人が愛しい。
魂の部分で反応して、
少しずつ癒されていく。

確かに時間はかかりますが、
いつかきっと素敵な想い出に昇華して
ご家族は新たな一歩を踏み出すと思います。
そこにkasumiさんの言葉が
素晴らしいエールの言葉に
なることを確信します。

何だかつぶやきのような
コメントになってしまい
申し訳ありません。

もうすぐ、移転オープンですね。
ご成功、応援しています。

lapisさんへ

ラピスさんも同じような経験をされましたよね。
辛いことを思い出させてしまいましたね。
ごめんなさい。私も同じ気持ちになりました。
人は哀しみを乗り越えて、強くなれるのだと思います。

今日、サロンの引越しを終えました。
まだ片付けにあたふたしています。
いつも応援ありがとう、感謝しています。
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renett

Author:renett
・リ・ネットブログへようこそ!
アロマセラピストナースの大山朋子です。

・Re・nett(リネット)はホリスティックアロマテラピーのサロンです。医療経験のあるアロマセラピストナースが辛い体調やお悩みのご相談をうけながらアロマオイルマッサージをご提供させていただきます。病気療養中の方々も安心してご相談ください。リラックスして免疫力・自然治癒力を高めるお手伝いをさせてください。

笑顔と感謝を忘れないで、ゆっくり頑張っています。

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