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つらい勘違い

2年前に癌の手術をし、闘病生活を送っていた叔母の具合が急激に悪くなっていました。
携帯に着信が残っていたので気になりお見舞いに行ってきました。

ベッドに横たわる叔母を見た時、その風貌の変化に愕然としました。
痩せて顔色は青白さの中に微かな黄疸の黄色が浮かび上がっているように見えました。

私の顔を見て、来てくれたことを喜ぶ叔母の顔を見たとき、なぜもっと早くきてあげなかったの
だろうと悔やみました。すでに食欲は無く、運ばれてきた病院の昼食には見向きもしませんでした。
ゆっくりベッドのリクライニングを起こし、顔をよく見れるようにしてくれました。

「昨日、ショックなことがあってね・・・。
 看護師さんが背中に痛み止めの薬を張って日付を書いていったけど、
 あと何日も生きられないということでしょう?」

叔母は麻薬の張り薬に便宜上に日付を書く行為が死へのカウントダウンと
結びついてしまいとても不安になり私に電話をかけたと話しました。

私は、ハッとしました。
誰でもが見れば分かるようにするだけの処置上の行為が、今の精神状態の叔母にとっては
命の限りを想像させてしまったのです。
勘違いであることを説明し、昔の思い出話しをしながら足のトリートメントマッサージをしました。

落ち着きを取り戻した叔母に、また来ることを約束しました。
叔母は自分の気持ちを持ちこたえるのにやっとの思いであることが痛いほどわかります。
つらい出来事でした。

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こころの状態

kasumiさんのブログを読むと、
いつも原点に立ち返る私がいます。
セラピストとして、
大切にしなければならないものは、
どういうことなのかを
学ばせていただいています。

叔母様は、
kasumiさんなら分かってくれると
お電話をされたのでしょうね。
優しいトリートメントを受けて、
心が落ち着かれたことと思います。

「今できること」を真摯に受け止めて
心に寄り添いながら、
施術することの大切さを
私も学ばせていただきました。

lapisさんへ

辛い闘病生活を強いられる日々をどんな思いで
送っているのかと思うだけで心が痛みます。
叔母を看ているだけで、なにをしてあげれるか
自分の気持ちの動きに素直に従っているだけ
です。ラピスさんもその思いは十分理解できますよね。

今夜も叔母は病院で長い夜を過ごしています。
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renett

Author:renett
・リ・ネットブログへようこそ!
アロマセラピストナースの大山朋子です。

・Re・nett(リネット)はホリスティックアロマテラピーのサロンです。医療経験のあるアロマセラピストナースが辛い体調やお悩みのご相談をうけながらアロマオイルマッサージをご提供させていただきます。病気療養中の方々も安心してご相談ください。リラックスして免疫力・自然治癒力を高めるお手伝いをさせてください。

笑顔と感謝を忘れないで、ゆっくり頑張っています。

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