お盆中でしたが、老人ホームのトリートメントに行ってきました。
ホームには御参りができるように仏間があります。お寺さんがお出でになり、お経をあげていただく機会も設けているそうです。お盆でもホームの生活には大きな変化はなく、時間はゆっくり静かに流れていました。

入所されている方の中には、足が不自由になられ車椅子で移動をされている方が多くいらっしゃいます。足が不自由な方や、麻痺がある方の足を触らせていただくと、まず冷たい(冷感)と感じます。歩く機能が衰えてしまうとベットで過ごす時間が長くなり、足の筋肉が落ちてしまうのが原因の一つと思います。筋肉が落ちて動きが緩慢になるとエネルギー熱を発生しないので、足を触らせていただくと冷たいと感じるのです。

次に,浮腫(むくみ)が気になります。リンパ液は筋肉が収縮する運動で流れるので、筋肉運動がダウンしているお年よりはリンパ液が流れにくくなり、足が浮腫みやすくなってしまうのです。
冷えと浮腫みのダブルパンチは、身体にとってはとても辛い症状だと思います。でも、どんなに辛い症状があっても、お年寄りたちはじっと我慢をして生活をされています。

下肢のトリートメントをすることで、冷え感と浮腫みは軽減します。タッチング効果と精油の効能で血液の循環を整えてあげることができます。
同時にリンパ液の流れを促す事ができるのです。末梢から中枢に向かってのマッサージが基本です。セラピストの手の温もりで冷たい手足や身体が温まり、リラクゼーションを得ることで副交感神経が優位になると血管は拡張して身体の芯から温かくなっていくのです。

約30分の施術が終る頃には、血がめぐりだし浮腫みも軽減してカッコイイ?足の形になります。皮膚もかさつきがなくなり、しっとりぴかぴかに輝いて見えます。そして喜んでくださるご老人の姿をにふれるたびに、私は、この温かい手での施術がとても大切な意味があると実感しています。

お客様は心に悩みや心配事を抱えていらしても、すべての方がお話をしてくださるとは限りません。ましてや、初めて会うセラピストに悩みをすべて話すとは考えにくいものです。

初めてお会いした時、その表情や声のはり、トーンで何か心配事を抱えていらっしゃる印象を受ける方がいらっしゃいます。もちろん無理に聞き出そうとはしません。最後まで悲しげな表情の方や、トリートメントが終ると何かが吹っ切れたように、笑顔になられてお帰りになる方もいらっしゃいます。

心配事や悩みが、ストレスとして長い間身体に負担をかけていると、心のサインは胸椎の第7番目に表れると言われています。胸椎の7番目あたりに第四のハートのチャクラがあります。サインは、その部位に盛り上がりを感じたり、私は以前その部分がとても冷たく感じた方がいらっしゃいました。こうだ!とは言えないのですが、何かちがうという感覚です。
ストレスフルな生活は目に見えないダメージを体に与えます。心と身体は別々に活動をしているわけではありません。心に重たいものを抱えていると身体も重くしんどいのです。

いつも揺れる心で生活している方が大半です。ストレスのない方は絶対にいないと言い切れるほどです。心のサインを感じたとき、私たちは特別なことはしません。すべてを受け入れて、そして流し去るようにトリートメントするのです。
高岡先生はおっしゃいました。「言葉に出さなくてもいいのよ 私たちにはアロマがあるでしょ・・・。」

その言葉を聞いたとき私は、一昨年がんでこの世を去った友人のことを思い出しました・・・。

先回のアドバンストリートメント研修のテーマでした。
直訳すれば「身体を読む」・・・お客様が話される言葉だけでなく、アロマセラピストの洞察力・観察力・感覚すべてを駆使して、できる限りお身体の様子を把握することなのです。
ボディーリーディングについて、講師の高岡ひとみ氏は、自身の経験をふまえながら、具体的な例をあげて受講生に学ばせてくださいました。

お客様をお迎えした時からそれは始まります・・・お客様の顔色、ご挨拶の声のトーン、息つかい、かもしだす雰囲気を感じ取ります。その時の心身の調子を判断させていただくための情報を瞬時に察知するのです。
コンサルテーションで知り得たお悩みやつらい症状とあわせて、その日のトリートメント工程を立てさせていただくのにとても大切なことなのです。

そして、トリートメントを開始するために施術ベットに寝ていただきます。お身体は横になると印象が変わります。立っている時や座っている時とは違ったサインを送り出すのです。もちろん、サインのすべてに問題があるわけではありません。不用意にお客様を不安にさせてしまうような事は避けなくてはいけませんが、サインからの対応をトリートメントにプラスする事はたびたび経験します。

ここまで綴ってきて文章を読み返してみると、具体性に欠けていて分かりづらいなぁと反省しています。でも、話はまだ続くのです。

体からのサイン、ともう一つのサインを忘れてはいけません。
それは、心からのサインです。それは、とても繊細な問題なのです。

でも、今夜は少し長くなったので心のサインについては、又次回に・・・。おやすみなさい

5月11日の日曜日は母の日でした。
母の日は母の愛をたたえ母に感謝を捧げる日です。


友人から、母の日にアロマトリートメントをプレゼントしたいと相談されていました。
ただ、お母様はご主人のお世話があるので離れられないので、ご自宅にお邪魔させていただくことにしました。新潟市から少し離れた住所でしたが、カーナビの案内で問題なく到着する事ができました。

到着した私をお母様は笑顔で迎え入れてくださいました。初めての訪問トリートメントで私は少し緊張していましたが、優しいお心遣いで安定した気持ちでトリートメントを始める事ができました。

お母様は素直にトリートメントを受け入れてくださいました。ご自分の気持ちをブロックすることなく、信頼して下さっていることが私に伝わるのです。出来るだけソフトな施術を心がけながらも、気になる滞りの部分は丁寧に流すようにしました。
私はトリートメントをしながら母のことを思い出しました。気持ちが入り込むことを止める事ができませんでしたが、負の感情ではありません。

一時間半のトリートメントが終り、お母様は話されました。「とてもよいプレゼントをしてもらいました」「肩や頚の凝りは軽減して頭痛もなくとても楽です」と笑顔で話すお顔は、美しく輝いていました。

お身体をいたわるこころの贈り物・・・いつまでも健康で元気でいてほしいと願うご家族のお気持ち・・・その優しさをお母様にお伝えする事。
わたしはそのお気持ちをきちんとお伝えする事ができたのでしょうか・・・。

玄関をでると、優しい日差しがそそいでいました。わたしは大役を務め終えた安堵感と、初めての訪問を終えての振り返りと反省をしながら新潟に戻りました。 

お二人の女性アスリートへトリートメントさせていただきました。
お一人は東京マラソンに参加するランナー、もうお一人はバイラオーラ(フラメンコ舞踊手)です。日々、体を動かし練習をされているお二人です。

ランナーのKさんは、毎日欠かさず走っているそうです。
仕事が忙しくなると、なかなか思うように練習ができなのが悩みだそうです。
東京マラソンは希望者が多く、昨年は抽選ではずれて参加できなかったそうです。

バイラオーラのMさんのバイレ(舞踊)は翳りのない優しい人柄を観るひとに感じさせます。
教え方もとても丁寧で上手、私もM先生のレッスンを受けさせていただいています。
ただ、時々持病の腰痛を悪化させ、つらそうにされています。

アスリートであっても、行うトリートメントの考え方は同じです。
セラピストの両手がクライアントの身体からのサインを感じながら、ゆっくりトリートメントを進めていきます。
鍛えられた筋肉は、滞りやむくみのない健康的な身体を作り上げていました。

しかし、下肢の筋肉は張りがあったり、疲労が蓄積されている感覚は否めませんでした。
セラピストの手はそのような時はとくにゆっくり優しくトリートメントをします。
パンパンに張った筋肉に強い圧をかけることはNGだからです。
筋繊維を傷つけないように注意をはらいます。

お二人ともトリートメント後は、運動後のようなさわやかな笑顔を残して帰宅されました^^


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